スキンをカスタムして遊ぶ(実践編その1) #FM24
以前にもスキンをカスタムして遊ぶ方法を記事にしたことがあるが、
今回はもっと踏み込んだ内容を記事にしようと思う。
今回カスタムを行う元になるスキンはこちら。
Trung スキン Ver.1.6である。
またTrungかよと思われそうだが、
以前カスタムした時よりバージョンが新しくなっているため作業としては最初からになる。
事前準備
私がスキンをカスタムする時に、まず用意するものはセーブデータである。
別に進行中のセーブデータで構わないのだが、試合画面のカスタムを行う関係上、
試合直前の状態のセーブデータを用意した方が確認の時に話が早い。
それから起動時の暗転問題の解決のため、
Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\panels\gameにある
intro panelを削除、またはリネームする作業をこのタイミングで行うことをおすすめする。
(一応、暗転状態でもショートカットキーは反応するので、ctrl+oでロードするデータを選べばゲームの開始ができるので覚えておくといい。)
フォントの差し替え
Trung 1.6ではデフォルトのフォントとしてsans.ttfが指定されているが
私の環境では少し文字が細すぎて読みづらいため、フォントを差し替えようと思う。
どのフォントがメインで使用されているかを確認するには、
Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\fontsにある
text.fontxml、title.fontxmlを開き一番上のコードを確認する。
今回に関しては
<record>
<string id="file_name" value="sans.ttf"/>
となっているため、sans.ttfが指定されていることがわかる。
なお、スキンによって、パネルごとに個別で別のフォントを指定している場合があるが、
その場合はfontsフォルダにフォントファイル自体が複数あったりするのでわかりやすい
例 Tangfu Skinでは主なフォントの指定方法がfontxmlを使用した方法ではないようだが、
スコアボード用のフォントやスコア表示用のフォントなどが用意されているようだ。
さて、実際にフォントを差し替える作業に入ろう。
正直、使うフォントは各々で好きなフォントを用意してもらえばいい。
私はいつものRounded Mugen+の2cp mediumと2pp boldを使用する。
(このフォントはyukari_sanで使用されているフォントである)
Rounded Mugen+2cp mediumのフォントファイルをsans.ttfにリネーム、
同じように2pp boldをsans_bold.ttfにリネームして、fontsフォルダ内に上書きしてやればいい。その後、ゲーム内の設定からスキンをリロードすればこの通り。
フォントが変わると文字の幅なども若干変わるため、デフォルトとは改行の位置が変わっていることがわかる。あとやっぱりRounded Mugen+は読みやすい。
なお、このままでは一部画面の表示が乱れた状態になるため、少し手を加える必要がある。
選手や監督の人型アイコンを押した時にポップアップする表示の文字が切れていることがわかる。
これを修正するためには
Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\panels\genericにpopup information panelというファイル、
Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\panels\playerにplayer personal details popup panelというファイルが必要なのだが、
そもそもTrungスキンにはこのファイルたちは存在しないので他のスキンから移植する必要がある。
手元に、Dark Polish 24というスキンがあったので、そこからpopup information panelを入手しgenericフォルダに保存して開く、
その10行目
<container class="inner_contrast_box_no_margin" id="pict" height="140" transparency="0.9">
というコードをheight="170"に変更して保存
また同じようにplayer personal details popup panelも入手しplayerフォルダに保存、スキンのリロードを行うこれで適切に表示されるようになる。
また、このままでは日程を進行させる時に表示されるカレンダーの表示がおかしくなるので
それも修正する。
曜日が入りきっていないのと、ところどころ数字が...で表示されてしまっている。
これを修正するために、Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\panels\gameにある、processing calendar day panel.xmlを開く。
13行目、
<widget class="text" id="datN" style="bold" size="18" auto_size="vertical" font="title" alignment="centre" colour="fg"/
となっているのを
<widget class="text" id="datN" style="bold" size="14" auto_size="vertical" font="title" alignment="centre" colour="fg"/>
に修正
これで正常に表示されるようになる。
バグ?調整不足?の修正
実はTrungスキンには最新版でも修正されていないバグ?調整不足な部分がある。
それがこちら
以前公式のフォーラムに直し方を聞いてみたのだが、
「そのスキンはあらゆるスキンのコードをつぎはぎにして作られているので、作者に問い合わせしてください」というような内容の返答が返ってくるだけで途方に暮れていたのだが、
つい最近、自力で何とか修正することができた。
Sports Interactive\Football Manager 2024\skins\Trung\panels\tacticsにあるtactics overview side panel.xmlを開く
278行目から
<container class="main_contrast_box" entity_layout_id="at0;" wants_mouse_events="true" hidden="true" id="TcAP" appearance="boxes/contrast/no margin/right/paper" width="289" name="tactical analysis overlay">
<string id="red_replacement" value="fg"/> <layout class="stick_to_object_attachment" id="align_top" get_side="top" set_side="top" target="main"/> <layout class="stick_to_object_attachment" id="align_bottom" get_side="bottom" set_side="bottom" target="main"/> <layout class="stick_to_object_attachment" id="align_left" offset="670" get_side="left" set_side="left" move_side="true" target="main"/>
という記述があり、ここの太字部分を<string id="red_replacement" value="trung2"/>に編集することで改善する。
これで自分で設定したフォーメーションに対する理解も深まるだろう。
今回はここまでにしよう。
次回は試合画面の編集を行いたいが、以前のバージョンと新しいバージョンで試合画面に変更がないようなので、
基本的には以前カスタムしたものをそのまま差し込む形になりそうだ。
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